もうすぐ桃の節句

2月もなんだ~かんだとあっと言う間に過ぎようとしています。
今週金曜日は「桃の節句(雛祭り)」です。

も~、私もかなり「いい年」になっているので(^^;、我が家ではお雛様は出しません。もう出さなくなってどのくらい経つのやら?
先日、ふと思ったので母に「今年もお雛様出さないの?」って聞いてみたのです。そしたら・・・「あれは嫁にいく人が出すものであって、お前には関係ないでしょ」って(^^;
まぁ、確かにそうですけどね。。。仕舞い放しじゃ可哀想かなぁって思ったんですけどね、地雷を踏んでしまいました(>_<)

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ミニチュアのお雛様セット
我が家で出さなくなった理由は、年齢の件もありますけど、「出し入れが大変」なのです。私のお雛様はちょっと変わっていて、御殿付きなのです。子供の頃は段飾りが(それも7段か8段)メジャーで、子供心には友達の段飾りのお雛様が羨ましかったりもしました。というのは、5人囃子が私のお雛様には居なかったし、小さく見えたんですよね。でも、大きくなるにつれて大好きになりました。

御殿は母屋(男雛と女雛がここに座ります)と、脇にくっつく三人官女のうちの2人が入る部分、床、壁、通路、欄干、薬玉(これは昔は薬草などの花を丸く形作ったもので後年は単なる飾りとなりました)等など、組み立てるだけでも一苦労なのです。
一応、組立図は付いているのですけど、これがまたいい加減なもので、毎回母と悩みながら組み立てていました。
で、出すのはなんとかなっても、今度は箱に入れるのがまた一苦労。キチンと入れていかないと蓋が閉まらなくなるのです!

高校3年になって、源氏物語の魅力にはまり、色々な本を読みあさったので、お雛様を見る目がまた少し変わったりもしました。御殿も、平安時代風ではなくて、かなり現代的にアレンジ(屋根が瓦屋根)してあったり・・・いわゆる「右大臣・左大臣」と言われる老若の男性2人は、武官の格好をしているので、正式には違うとか・・・

まぁ、そんな細かいことは差し置いても、なんだか雅びな感じで好きなんですけどね。でも、1年中出しておくわけにはいきませんので、仕方なく京都に行った時や、浅草の「助六」という江戸小物細工のお店でミニチュア版を買い求めたりしました。
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念願の(?)段飾り。高さは20cm弱です。
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こちらは携帯の上に乗せてみました。如何に小さいか判りますでしょ?
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高坏の上に乗ったウサギのお雛様。ウサギはお雛様にするととても似合います。(高さ5cm弱)

人形作家の辻村ジュサブローさんもとても耳の長い可愛らしいウサギのお雛様を沢山作っていらっしゃいます。(彼の話はまた後日に・・・)
本棚の中にこれらは年中飾ってあります。そうなんです。お雛様は3月3日が過ぎたらなるべく早く片付けなければ、「嫁に行くのが遅くなる」と言われているのに、出しっぱなしなんです(^^;

ということで、私が縁遠いのもこれが一因だったりして・・・(爆)さてと、これ以上続けると墓穴を掘り続けてしまいそうなので、この辺でおしまいにしますね!
by mydreams_andy | 2006-02-26 16:27 | 日本