銀座にて・・・

銀座にて・・・_f0033598_21345358.jpg日曜日は、朝早起きをして、母と銀座へ・・・
松屋で私の好きな絵本の挿絵画家、黒井健さんの「絵本の世界展」が開かれていたからです。平日は最近、残業が多いので行けないし、仕事帰りの人で混んでいるだろうから、日曜日の開店と同時に入ればいくらかいいかもしれないと思ったからです。

しかし・・・思うことは皆さん同じで・・・5分くらいしか過ぎてなかったのに、凄い人で・・・まして今日は黒井さんのサイン会があったのですが、その整理券は1回目の分は既に終わっていました。
中へ入ると、「え~!あの本の挿絵も彼の作だったんだ~!」って言うのもありました。それにしても、ホントに心がほんわかしてくる絵ばかりでした。

私は、「手ぶくろを買いに」という話が大好きなのですが、幾種類か出ているうち、わざわざ黒井さんの挿絵のを選んで買って持っています。なんとも言えない優しい絵なのです。
このチケットになっている、キツネの母親が子キツネに手袋を買いに行かせるために片方の手を人間の手に変えるシーンは、ホントに素敵な構図だと思います。

会場では「ごんぎつね」のビデオが流れていました。私は・・・「ごんぎつね」は少し苦手です。自分から蒔いた種とは言え、ごんは兵十に打たれて死んでしまいます。兵十は兵十で、打ってから真実に気がつくのですが、そこでそのお話は終わりになっています。ごんも可哀想だし、兵十の気持ちもなんとも言えないからです。。その場を急いで離れました。


最後まで見終わったので、ちょっと早めですがお昼にすることに・・・あちこち見て回ったのですが、なんとなく・・・って感じで、以前よく通っていた伊勢広へ行ったら、日曜でお休み。そこから少し歩いて、ロテスリー・レカンへ行ったら、案の定予約でいっぱいとのこと。。
思いつく店は大体日曜日休みところばかりでした。しかし・・・どうせ食べるなら、飛び込みでがっかりするのはイヤなので、そこからまた少し歩いて、銀座の梅林へ向かいました。梅林もかつてよく行ったお店の一つです。

とんかつで有名なお店です。昔とお店の規模も全く変えず、味もそのまま頑固に守っています。
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カツ丼にしました(945円)。

今回はこれにエビフライを頼んだのですが、気がついたときは半分お腹の中で・・・(^^;
かなりのボリュームがあります。ここのお店は「スペシャル カツ丼」というものがあるのですが、スペシャルだと当然お値段も高め(1680円)。卵が半熟状態で出てくるのと、お肉が違う(多分)のですが、普通のでも十分です。久々に懐かしい味でした。


帰り道、不二家の前を通りました。張り紙がしてあって、イート・インは営業していましたが、ガラガラだったようです。銀座は古くから頑なに味と信用を守ってきたお店が沢山あります。それだからこそ、今日の私のように「かつて通っていたから」という理由で安心して訪れることが出来るのです。

そういうお客の心を踏みにじった今回の出来事は、取り返しのつかないことだと思います。
by mydreams_andy | 2007-01-21 22:01 | お出かけ