鬼怒川温泉へ・・・

４月下旬に、母を連れて鬼怒川温泉へ行ってきました。

ホントは２泊したかったのですけど、GW前にもかかわらず予約がいっぱいでしたので、１泊で行ってきました。

（その間、父はショートステイに入ってます。黙っていれば判りませんのでね）
認知症の人間の介護は、家族でないと理解できない部分が沢山あって、同じく高齢者でもある母には、感謝という言葉では足りないほどの気持ちがありますので、こうして気晴らしに連れ出すのが精一杯の親孝行かなって思っています。
特に我が家の場合は、精神疲れが甚だしいので。


電車だとあちこち寄れないので、車で行ってきました。
途中まで高速で行けますので、かなり楽ちんです。

今回は車ですので、蘭の分身も連れて行きました。

高速のSAでゆっくり休憩したり、栃木の今市ではお土産を買ったりしながら、少々観光。

日光杉並木街道近くの滝尾神社にお参りして、御朱印を頂きました。

神社の写真は・・・何故か？撮らずに帰ってきました。

空気が清々しかったので、そっちに気を取られていたんですよね。

通常版

イラスト版

イラストの方は、書き置きですので、御朱印帳に挟んで帰りました。

神社の駐車場に車を止めたまま、道路を渡ると、そこは日光杉並木街道でした。

観光客も数人見かけただけで、ひっそりと。この杉並木では、マイナスイオンを沢山浴びてきました。

杉並木の根元には清流が流れていて、蘭が見たら絶対に飲みたいと騒ぐほど澄んだ冷たい水が流れていました。

杉並木の隣には公園があって、昔、韓国の役人が来た際の接待所跡と説明書きに書いてありました。

それを呼んでいるうちに、SLの汽笛が「ポォ～！」と聞こえてきました。

残念ながら線路までは少し距離がありましたので、SLの姿や、煙も見ることは叶いませんでしたが、母は昔を思い出して懐かしく思ったようです。

その後、鬼怒川温泉に向かって北上していきましたが、途中でお昼にしました。

口コミなどで評価の高いおそば屋さんがあったので、そこへ寄りまして食べてきました。

そのお店では、産地の異なる２種類のおそばを食べ比べすることが出来るのです。

私たちが寄ったときは、福井と栃木のおそばでした。

白い方が福井、黒い方が栃木。

どちらも風味が高く、甲乙つけがたい味でした。そば好きの母はたいそう喜んでくれました。

ホテルにはやや早めに到着。車をスタッフに預けたりしているうちにチェックイン時間の３時になったのですぐにチェックイン。
部屋に入って少しのんびりしてから、母と温泉に浸かりに行きました。

５種類の温泉があったので、順々に入って楽しんだのですが、湯疲れするくらいでした（苦笑）

食事はビュッフェ。その時の体調で食べられないときもありますので、気楽なビュッフェにしました。
でも、温泉に入ってお腹が空いてきたので、助かりましたけどね。

泊まったホテルは、老舗の金谷ホテルの系列なので、食事は良いとのことで楽しみにしていました。
確かにイタリアンなど、他では見ないメニューもありましたけど、一番の目玉は、ローストビーフ。

それもかなり厚めの大きな切り身です。

お肉好きな母は大喜びで「もう１皿頂いていこうかしら？」と言ったところ、シェフが「そのお皿に２枚重ねますよ」と言ってくれたので、母と私は２枚重ね。

だいたいどこのホテルでも（都心のニューオータニでさえも）ローストビーフは薄切りなのですけど、ここは７～８ミリの厚切り。

私は他の料理も楽しんでましたけど、母は更に３枚目も（笑）

まったく、８０過ぎの年寄りが食べる量じゃありませんって！

お腹がパンパンになるほど食べたので、ロビーでお土産を選んだりしてから一旦部屋へ。

部屋でゴロゴロしていたのですが、少し消化を促すべく、再度温泉へ。

さすがに２度めは、沢山入りませんでしたけどね。

その晩は、ゴロゴロしているうちにいつの間にか眠ってしまいました。

翌朝は、温泉に入りに行くはずが、まったりしすぎて行かず・・・

朝食食べてからチェックアウト時間まで、ゆったり過ごしました。

帰りは、日光杉並木の脇を通る道を走ってから高速へ。

鬼怒川では山の途中に山桜が咲いているのを沢山見かけ、「今年は桜の花見が２回出来て良かったね」と母。

同じゆっくりするにしても、少々疲れるけど出かけて良かったなぁと思えた小旅行でした。