2018年 08月 18日
ピンクのプードルの思い出とあみぐるみ
これで3つめです。
1つめは、あみぐるみ教室へ習いに行って作成。蘭にそっくりなのが出来ました。
2つめは、同じく黒で編んで、蘭の担当のトリマーさんのところへ。子供の頃からずーっと同じトリマーさんで、蘭も心を許している人です。
3つめは、前から思っていたのですが、ピンクで編みました。
なんでピンクかと言うと・・・
私にはプードル(正確には人形ですが)の思い出があるのです。もう何十年も前のことですけどね。
子供の頃、多分小学1年生になってからか、入学前だったかは定かではありませんが。
私は子供の頃、お琴を習っていました。毎週火曜と土曜は学校が終わってから、一人バスに乗って(バス停3つほど先)お稽古に通っていました。
私は記憶にないのですが、世間一般での音楽のお稽古と言えばピアノが主流でしたけど、私がやりたいと言ったのはお琴だったそうです。
五線譜はいまだに読むのが苦手ですけど、和楽器の音感ならばすんなり受け入れられます。
そして、そのお稽古に通っている時に、いつ、どこで、誰から貰ったかは定かではないのですが(母も知らなかった)、小さなピンクのプードルの柔らかいプラスチック製の、所謂プードルカットした5cmくらいの人形を持っていたのは記憶にあります。
お稽古の時は当たり前ですけど、出してませんでしたが、バス停まで歩いて行きながら、いじっていたのは記憶にあるのです。
当時、歩道はドブを塞いだ暗渠で、所々空気孔?の3cmくらいの穴がありました。
当時は借家で犬なんて飼うことは出来ませんでしたし、ましてプードルなんてアニメの世界か、サーカスの頭のいい犬って程度の別世界の存在でした。
遊びながらバスを待っていたのですが、ふとした拍子に手から滑り落ち、まさかまさかのその孔に吸い込まれてしまったのです。
普通の子だったら泣いちゃったかもしれませんが、私は自分が招いたことでしたし、どうすることも出来ないので、ぐっと我慢して家に帰った記憶があります。
そんなプードルの苦い記憶が私にはあったのですが、はからずもプードルを我が家で飼うことになるなんて思いもしませんでした。
蘭を飼うことになって、この苦い思い出が甦って来たのですが、それはそのままにしていました。
そして、今回あみぐるみを習ったので、黒を編んだら次は絶対にピンクで編もうと決めていたのです。
7月の終わりから、気が向いた時に少しずつ編んでいました。
最後に胴体を編んで、頭を付けました。
新盆で田舎へ行ったものの、色々と所用が立て込み忙しくてなかなかじっと家にいることが出来なかったのですが、12日の夜に母に急き立てられてカットしました。
こういうカットで、こういう薄いピンクのプードルでした。
数十年ぶりに可愛がってあげようかと思います。
お盆でお線香をあげに来て下さったお客さんに気がついて貰えるかな?と思ったのですが、沢山で皆さん慌ただしく帰られたそうで、誰も気がつかなかったそうです。残念。
顔の周りの毛は、東京の自宅に帰って来てからと思っていましたので、戻ってきた今夜か、明日にでもカットしようかなと思っています。