バガン その6
2016年 08月 09日
ミャンマー族最初の統一国家を築いたバガン朝の第3代の王チャンスィッターによって、11世紀末~12世紀初頭に建設された上座部仏教(小乗仏教)の寺院です。
63m四方の大伽藍の東西南北に入口があり、それぞれに仏像が安置されています。
中は回廊で繋がっていて漆喰壁で蔽われ、壁面には釈迦(仏陀)の生涯を描いた彫り物が並んでいます。
ただ、回廊はとても暗くて明かりは無く、所々の窓らしきところから差し込む光のみなので、写真を撮るのはとっても大変でした。
また、暗いので蝙蝠の巣と化していて、ちょっと臭いも・・・って感じでした。
4体の仏像のうち、南北の2体は、建立時のものと伝えられています。
おそらく、この1体は建立当時のものだと思います。
入口の所からは、お顔が見えません。

中へ入ると・・・見えました!こちらの仏像は、遠くから見ると優しく、近くから見ると少し怖く見えるとか・・・。

微笑んでいらっしゃいますよね?

宝石の装飾が凄いですね~さすが宝石の産出国だけありますね。
背景の石のモザイク画も・・・

肩の部分だけ切り取ってみたら、鳳凰が。。。

傍まで来ると、少し怖いような表情をされているかに見えます。

左右には脇仏。ちょっと腰をひねって、動きを感じます。

かなり整ったお顔です。

こちらはまたタイプが違いますね。

寺院の中の回廊を巡ります。
最初にも書きましたが、仏陀の生涯のエピソードが判るようになっています。

低いところのものは、ガラスが張られていました。そのせいで益々条件悪し。

マヤ夫人

隠者と仏陀

断食修行中の仏陀

2つ目の仏像。
こちらは今まで見てきた仏像とタイプが異なりますね。これが新しい2体のうちの1体かな?

お顔、特に目の辺りや輪郭が違いますね。

壁の浮彫の像。

3つめの像。こちらは、衣の感じやお顔が最初の仏像と似ていますね。

アップで・・・

4つ目の像。衣が違います。

手の位置も全然異なります。

回廊の途中から・・・透かしの向こうに見える建物。

仏足石。仏陀の足跡と言われている窪み。お金(今のミャンマーで流通しているのは紙幣のみ)を皆さん、お供えしていきます。

壁画の跡

さて、寺院を外から眺めてみましょう。
白亜の美しい寺院です。

あ!狛犬さんだ!

しっかり四方を守っています。

お顔のアップ。
日本のとはずいぶん違いますね~

屋根にも勢揃い!

境内にあった鐘。お坊さんが何らかの合図で使うのかしら?

この後は、待ちに待ったお昼。
もうお腹が、ぐ~・・・
続く・・・。
そうだね~。ミャンマーは大理石の産地でもあるので、境内は大体大理石が敷き詰められてたよ。
さすが敬虔なる仏教国ですよ。大事に守られてきたって感じです。

