2014年 03月 12日
かるかん饅頭食べ比べ
ということで・・・お土産で買ってきた、鹿児島銘菓「かるかん」について書くことにしました。
今回は、いろいろと口コミなどを見て、有名な2店のかるかん饅頭に絞って買って来ました。
かるかん本舗の蒸気屋と、元祖明石屋です。
8個入りの値段は、蒸気屋997円、明石屋1365円となっていて、明石屋のほうがややお値段が張ります。
ここから先に書いていることは、あくまでも私個人の感想です。
好みの問題もありますので、その辺のところはご容赦下さいませ。いかなる抗議、賠償も受け付けません。
箱を開けて、それぞれ1個ずつ出してみました。個別包装になっています。
左が蒸気屋、右が明石屋、です。
個別包装から出して、懐紙の上に並べてみました。
大きさは、蒸気屋のほうが大きく、重さもあります。
一見したところ、きめの細かさは、明石屋に軍配が上がります。
さらにアップで。
蒸気屋のかるかん饅頭
やや粗めの表面
明石屋のかるかん饅頭
きめ細かい表面。道明寺に見えなくもない。
半分に割ってみました。
それぞれ漉し餡が入っています。
原材料を見ると、山芋と米粉は共通ですが、蒸気屋は砂糖のほかに麦芽糖を使用していますが、明石屋は砂糖のみの表示でした。
さて、いよいよ食べ比べてみました。
蒸気屋は、今まで私が食べたことのある食感で、やや表面がポソッとした感じで、見た目からも判るように荒い舌触りでした。甘さは、控えめでしつこくなく、いい感じです。
明石屋は、一口食べて、今までの私がかるかんに感じていた常識?を覆す感じでした。しっとりとした中にもぎゅっと詰まっている感じです。甘さはやや蒸気屋よりも甘い感じですが、それでも抑え目です。
私の好みからすると、明石屋に軍配を上げます。あのしっとり感がなんとも言えないのです。
和菓子は、特に地方の古くからあるものは、ダサイ、華がない、古臭い、等と言われたり、食感や好みが単一化してきているので、どんどん姿を消しつつあります。そして、どこへ行っても同じようなお菓子ばかりとなってきています。切磋琢磨して、新規に開発されるのはいいことですが、古くからあるお菓子も、素朴ながらもとても味わい深いものが沢山ありますので、姿を消していくのは悲しいことでもあります。その食文化が消されてしまって、誰も伺い知ることのできないものとなってしまうからです。そりゃぁ、採算の問題などもあるので、一概には片づけられない問題もありますけれどもね。
でも、鹿児島のかるかんのように、いろんなお店が競合して出しているのは、ある意味貴重だと思います。地方色豊かな食文化が、確かに存在して存続していることなのですから。
次回・・・と言ってもいつになるかは未定ですが、目につく限り、1店につき、1個ずつ、かるかん饅頭を買って来て、また食べ比べをしてみようかな?と思います。
by mydreams_andy
| 2014-03-12 22:19
| Food & Drink
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