2012年 09月 30日
匂い袋を作ってきた!
なかなかこういう体験は出来ないので、デル友のmicioちゃんを誘ったところ、二つ返事でOKとのことで2人で参加が決まりました。
台風が夕方から関東に接近中の今日、朝から行ってきました。
場所は上野の先にある、下谷神社です。
入り口のところには既に係りの方が沢山いらして誘導してくださり、判りやすかったです。主催は上野・浅草通り神仏具専門店会さんです。上野と浅草の間には神仏具専門のお店が50以上も集まっていて、そこの皆さんが主催とのことでした。
受付を済ませて、体験料の500円を支払い、匂い袋のセット(3枚1セット)を選んで会場の部屋へ。指定されていた席に座ると、テーブル中央には、調合する香が瓶に入って置いてありました。
あ、白檀だ~この香り、好き~
講師の先生の説明を聞きながら順番に基本の分量でお香を調合していきます。
よくかき混ぜれば混ぜるほど、香りが合わさっていい感じになります。混ぜ方が足りないと香りが弱いのです。混ぜたら、自分好みに微妙に調整出来ます。
私はスッキリと、きりりとした匂いが好きなので、スッキリ系の材料をプラスして出来上がり。調合師さん曰く「虫が寄り付かない匂いですね~」だって。
出来上がったら、あらかじめ出来ている袋に詰めていきます。
詰めるとこんな感じです。
中身が飛び出ないように、綿を口までぎゅっと詰めて、出来上がり。
出来上がりはこんな感じです。
お香は神仏にお供えすることから始まったそうですが、平安の時代になってからは貴族の日常で魔よけや調度、日常品として扱われ、その後香道を始めとして、色々な習い事に取り込まれて今に至りますが、最近の生活ではやや疎遠なものとなってきています。
私はたまたま、子供の頃から興味があって好きだったので、その存在は身近なものでしたが、最近は殆ど手にすることなく過ごしてきました。
久しぶりに、お香の匂いを聞き(お香は嗅ぐことを「聞く」と言います)、優雅な気持ちになれました。香水とはまたちょっと違った日本の独特な文化に触れるのは、とても貴重でよいことだと思います。
作った直後より、帰宅してからの方が柔らかい香りになってきました。いい匂い~♪
私はクローゼット内の引き出しに入れたけど(ムシがつかない) そこから部屋中薫ってます。
香りの調合も面白いですよ~クセになりそうです。