2012年 07月 28日
モザイクの教会
朝、バスに乗り込んだら・・・一緒に回っている警察の人の帽子が置いてありました。みんなで被ってみたいけど・・・でも悪いよね~ってなり・・・「パンダ!パンダ!パンダちゃんに被せよう!」ってなったので、大急ぎでパチリ。この後、まもなく持ち主の彼が乗り込んできたのです(^^;
まもなくバスは出発。ペトラ遺跡とはさよならとなりました。そして一路北へ、再びデザート・ハイウェイを走ります。
次の目的地は、首都アンマンから南30kmのところにある、マダバと言う街です。
ここには、素晴らしいモザイクの地図がある教会があるのです。
砂漠の景色ばかりなので、バスの中は2時間ほどお休みタイム突入。
マダバに着きました。駐車場の少ないところなので、レストランの駐車場で降りて、歩いてそのモザイクのある教会へ向かいました。
聖ジョージ教会です。
思ったよりもきちんと残っている教会でした。なぜそう思ったかって言うと、イスラム圏ですからねぇ。教会が教会でなくなっていることが多いですから。ちなみにヨルダンでは、キリスト教徒は6%だけ存在するそうです。
教会の中では、ガイドさんは説明してはいけないそうなので、別の建物に入って、コピーを見ながら説明を受けました。
さて、いよいよ教会の中へ入ります。古代の文字でも「マダバ」ってなんとなく判りますね~
これが、そのモザイクの地図です。6世紀頃のパレスチナの地図だそうです。
これは死海。
イスラエルだそうです。他の街よりも一際大きいです。それだけ重要な街ってことです。
こちらは、ナイル川河口の三角州のあたり。今のアレキサンドリアの辺りかな?
教会の主祭壇です。
イエス・キリストのモザイク
聖母子像
これは、磔から降ろされたキリストを悼む人々です。
女性は聖母マリアかなぁ?
こちらは、聖母マリアとマグダラのマリアかなぁ?と・・・
受胎告知
洗礼者ヨハネから洗礼を受けるイエス・キリスト
そして、この絵は、この教会の名前でもある、聖ジョージです。彼は竜と戦って王女を助けた聖人です。殆どの彼の絵や彫刻は竜と戦う姿です(ヴェネツィアのサン・マルコ広場のカナル・グランデのほうに像がありますよね)
見事なモザイクでした。これが完全に残っていたら凄かったろうなぁ・・・偶像崇拝を禁じているイスラム圏にありながら、これだけ残っているなんてありがたいことです。
色も出来た頃のままだったら、鮮やかでキレイだったと思います。今はかなり退色してしまっていましたからね。それでも、見事なものでした。根気のいる作業でしたよね。。
~~~~~続く~~~~~