2011年 10月 13日
演技する蘭
そしてこのうち、白い錠剤がとても苦いとのことでした。
我が家では、昔、ジャーマン・シェパードを飼っていた頃から犬に薬を飲ませるのはバッチリでした。そのシェパードはお腹が弱いコだったので、時々正露丸とかを飲ませる必要があったので、訓練士さんから飲ませるコツを教わっていたのです。ともかく正露丸は臭いが凄いので、特に嗅覚の優れていたうちのコは、正露丸の瓶を見せただけでハウスに逃げ込んでしまうほどでした。
それでも、捕まえて口を開けたら、舌の奥のほうへ薬を乗せて素早く口を閉じて、喉をさするとペロッて舌を出すので、それが飲んだ合図だと判っていました。
蘭になっても、それは同じですが、苦い薬ではない限りポリポリと食べてしまうので、楽と言えば楽でした。顆粒や粉薬の場合は、薄めたガムシロップに溶かしてスポイトで飲ませているので、何も問題なく過ごしてきていました。
しかし・・・今回のは「この抗生物質はちょっと苦いので、出さないように気をつけて飲ませてくださいね」と言われていたのですが、日曜日から飲ませ始めたのですが、とりあえずきちんと飲ませていました。喉をさすりながら聞いていると「ゴクッ!」って音がするので、口を押さえていた手を離すと間違いなく飲んでいたのが確認できました。
2日間はなんとか素直に飲んでいたのですが、やはり苦いんでしょうねぇ、昨日からイヤイヤをするようになったので、飲ませるのもちょっと時間がかかるようになったとのことです。
そして・・・今夜。
母がいつものように飲ませていたのですが、その苦い薬だけはどうしても口から出してしまうとのことで、苦労していました。仕方ないので、飴で騙し騙しチャレンジしていました。
そして「ゴクッ!」としたので、飴をあげたら飴はしっかり食べて、口の端っこからポロッと薬を吐き出したのです。
「ゴクッ!」としたのに飲んでない・・・
しかも口の横のほうから薬を出してるってことは、最初から端っこに除けていて、ゴクって唾だけ飲んで演技したってこと?
そしてちゃっかり飴だけ貰って食べてるなんて・・・知能犯です。
「も~~これだから賢い犬は難しいのよねぇ」と母がため息をつきながら私に協力を頼んだので、一緒に2人がかりで飲ませました。もう飴も貰ったので、口も開けないし、こじ開けて飲ませたのです(笑)
シェパードもプードルもどちらも賢い犬種なのですが、シェパードは従順な賢さ、プードルは利口な賢さ(ある意味余計な知恵が働く)と、賢さにも違いがあるのは蘭を飼うようになって判ってきたことではあるのですが・・・
日曜日の抜糸まで、なんとか頑張らねば~~
そうそう、今日、お腹の絆創膏が取れました。そろそろ傷口を乾かさねばならないので、剥がしにお医者さんへ行ったそうですが、さっさと診察室に入る蘭。この点だけは聞き分けがいいので助かりますが。。。診察台の上で伴奏子を剥がしたときは「ヒィー!」と鳴いたそうです。なんせ大きめに貼ったので、(傷口のところは剃ってある)お腹の毛が脱毛テープの役目を果たしたのと同じだったみたいで・・・(^^;
人間だって脱毛テープを剥がすときは痛いですからねぇ。
まぁ、こんな感じで、少しずつ良くなってきている蘭です。