久々に見応えあった映画

フロスト×ニクソンを見てきました。予告編を見たときから「見応えありそう」って思ったんですよね。特に政治に強い関心があるという訳ではないのですが、予告編も良く出来ていたし(まれに予告倒しの場合もある)、本編はそれ以上でした。
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アメリカの汚点として残るウォーターゲート事件が起きて、大統領のニクソンが辞職したときは、私はまだ小学生の低学年でした。でも、子供心に記憶に残るほど、このウォーターゲートという名前はTVで多く流れたようです。

大人になっても、なんとなく事件の概要は知ったものの、それ以上は別になんとも思わなかったのですけどね。

それはさておき、失脚したニクソン元大統領と、彼にインタビューを申し込んだトーク番組の司会者フロストの対決は見事でした。最初は老獪な政治家にいいように持って行かれるのですが、一念発起したフロストの最後のインタビューまでにかける情熱と、そのインタビューでの息の詰まるような丁々発止のやり取り。心理描写の凄さに真剣になって見てきました。

エンドロールの字幕で、一部事実を膨らませているが、真実の物語であると言うようなことが書いてありました。この本物のインタビュー、見てみたいなぁって思いましたね。ニクソン元大統領は、肝心なことは言わずにこの世を去りました。そしてフロストは、Sirの称号を貰ったということもエンドロールから読み取りました。このインタビューで、彼は単なる司会者ではなく、かといって完全なるジャーナリストではないけれど、メディアというものを大きく変えた功績があったんだなぁって思いました。

まだ未見の方は、ちょっとオススメです。
Commented by kibi at 2009-05-09 21:31 x
なんだか興味深々の映画です♪見ごたえありそうですね。
今日から『天使と悪魔』の本を読み始めました。
来週公開の映画が楽しみです。でもますますイタリアへ
ローマへ再び行きたくなりそうです。
Commented by mydreams_andy at 2009-05-09 23:40
>kibiちゃん
これ、オススメです。内容が内容だけに(?)男性のほうが多かったです。この写真の2人は、実際に舞台でもこの役を演じてきていたそうです。
「天使と悪魔」、私はまだ未読なんですが、そろそろ読まないと・・・でも、買わないで、借りようかなぁ?私も、またローマに行きたいですよ~!(^^;
by mydreams_andy | 2009-05-09 02:02 | 映画 | Comments(2)