2008年 10月 18日
うさぎやのどら焼き 食べ比べ
私は阿佐ヶ谷のうさぎやさんのどら焼きは、まだ食べたことないのですが、前の勤務先に近かった上野広小路、今の勤務先に近い日本橋、と幸いなことに私は2軒のを手に入れやすい環境にばかりいるので(笑)、どちらもよく食べるチャンスに恵まれています。
実際に両方を食べてみて、微妙な違いを感じてはいたのですが、両店のを同時に食べ比べたことはなく、どこがどう違うのかいつか自分なりに
ウンチクだけは偉そうに長くなりましたが、今日やっとその食べ比べのチャンスが出来ましたので、さっそく実行してみました。以下、味の感想は私個人の好みであります。どちらがいいかは完全に個人の好みとなりますので、ご了承くださいませ。
両者の違いとは・・・
左が日本橋うさぎや、
右が上野広小路うさぎや
日本橋が袋入りに対して、上野広小路はセロハンで包んであります。
そして、実際に手にとってみると重さも違いますので測ってみました。
個体差はあるかもしれませんが、とりあえず・・・
日本橋の方が重みがあります。
実際に出してみると、見た目から違います。皮の色がかなり違ってますね。左が上野広小路ので、右が日本橋のです。日本橋の方が焼き色が濃いですね。
皮を剥がしてみました。中の餡子の状況はこんな感じです。光の感じで餡の色が黒っぽくなってしまいましたが、実物の色は、個別の写真の色が近いです。餡も上野広小路の方が粒がハッキリしているのに対して、日本橋のは潰し餡となっています。皮の色も、外側があのように違いましたので、当然内側も違ってきます。
餡子の状態
日本橋うさぎや
餡が潰し餡です。
味はやや甘さが強めです。
上野広小路うさぎや
餡というよりも、粒々がそのままで、アズキアズキしているって感じですね。コチラの方が含まれている水分は多めです。
アッサリ系の甘さ
皮の状態
日本橋うさぎや
皮の内側です。
手に持った感じから、しっかり焼いているって感じです。やや水分は少なめなので、出来たらお茶などと一緒に食べたほうがいいかもしれません。
上野広小路うさぎや
しっとり系の焼き上がりです。
皮しっとり、餡水分多めなため、お互いの密着度は高くなり、皮に餡が貼り付いている状態です。
断面
日本橋うさぎや
重量が重いのは、餡子の量が多いからのようです。厚みがあります。断面から見ても、餡子が「しっかりしている」のが見て取れます。
上野広小路うさぎや
やや薄めの厚さです。餡子の水分が多いので、これ以上入れると持って食べるときに餡だけ飛び出てしまう可能性があるのでギリギリの量かもしれません。断面からもしっとり感が伝わってきます。
食べ比べの感想
私個人の好みとしては、上野広小路に軍配。まず、皮と餡のしっとり感がなんとも言えないのです。焼いてあるお菓子にしては、このしっとり感はかなりのレベルでないと出せないものだと思います。日本橋のはパサパサまではいきませんが、上野広小路のに比べると粗い食感がします。
また、餡子の甘さですが、これも上野広小路に軍配。水分が多いことによって、アズキの皮の舌への抵抗感がかなり和らぐと共に、しつこくない甘さのため、後味が残らないのです。これに対して日本橋はかなり甘め。人によってはしつこく感じてしまうかも?例えると、上野広小路が白砂糖の甘さに対して、日本橋は黒糖の甘さって感じでしょうかね?
日本橋のうさぎやさんは、上野広小路のうさぎやさんを興した方の三男が独立して興したお店だそうです。よって、個人の味覚の違いと好みがそれぞれに分かれたのではないでしょうか?また、お店のある場所によっても、甘さの濃い場所、薄い場所と分かれるものですし・・・。最近は田舎でも甘さは程よくなって来ましたが、以前は大甘というものが多かったのですが、それには理由があったのです。「砂糖を多く使う=贅沢な使い方をしている」と言う砂糖が貴重品だった頃の風習がそのままあったからのようです。
番外編
とあるお菓子を探していて、たねやさんでもどら焼きが売られているのを発見。粒餡と白餡の2種類を購入。たねやさんのお菓子にしては値段は両うさぎやさんよりも安いのにはビックリ。皮の感じは、上野広小路と日本橋の中間くらい(ってことは神田くらいか?)。餡子の甘さ加減も同じく上野広小路と日本橋の中間くらいではあるけれど、どら焼き用の餡としては、上野広小路には敵わないかなぁと・・・
「餅は餅屋」と言う諺がありますが、和菓子の名店のたねやさんも「どら焼き」に関しては専門店には敵わないかと・・・
そうそう、どら焼きはすぐに食べない場合は冷凍しておくと保存が効きます。そして食べる数時間前に冷凍庫から出して、部屋の温度で自然解凍をすると、風味が変わりなく食べることが出来ます。
以上、Andyの「どら焼き食べ比べレポ」でした。。
P.S.ホントは羊羹食べ比べもしたいんですけどねぇ。虎屋、森八、五百川の羊羹が各1棹ずつ揃っているのですが、一度封を開けたら3棹とも早めに食べないと・・・ってことになるので、躊躇っております。。
うさぎやどら焼き検証、恐れ入りました。
こうして並べてみるだけでも、違いが明らか。
同じうさぎやでもけっこう違うものですね~。
おもしろかった~!!
あずきのツブツブ見たら、また食べたくなっちゃった~。
羊羹レポも楽しみにしています♪
単なる甘味好きなだけなんですが、どこがどう違うんだろ?ってことから始まったんですよねぇ。。
御徒町近辺で昼間から「食べ歩き部」もやりますか?(笑)そうすれば、どら焼きお土産に出来ますよ~!
>たえさん
ホント、元は同じ家なのに・・・です。あとは阿佐ヶ谷がどう変化していったのか食べてみたいですねぇ、いつかチャレンジします!
贅沢に楽しみたいときは豆乳クリームを食べていました。
はじめまして。コメントありがとうございます。お返事遅くなってすみません。
御徒町の方も夕方には売り切れなので、最近は食べてないので残念です。松坂屋の大判焼き、判ります。でも、南館建て替えになるそうなので、どうなるんでしょう?
そうでしたか~。そういうコラムに載るとまた混んでしまうんですよね~(^^;まぁ。、美味しいお店だからそうでなくても混んでますけど。おススメですよ!是非~!