2014年 09月 29日
モニュメントバレー その1
西部劇、特にジョン・ウェインが大好きな私は、一度この目で、伝説的なこの大西部そのものの場所を見てみたいと思っていたのです。
女性に対しては口下手でシャイだけれど、実は内心は優しく自分の感情をうまく表せないって言う役がとても似合い、ガンマンとしての腕前は誰にも負けず劣らず、正しいことを貫き通す役どころは、彼以外の誰も真似することの出来ない役者だと思います。
保安官姿のジョン・ウェイン
昔、私が高校生の頃、東京の地下鉄は今のように全面禁煙ではありませんでした。でも、時代の流れとともに朝と夕のラッシュ時間は禁煙時間が設けられ、その啓発用ポスターに、ジョン・ウェインが起用されたことがありました。
アメリカの有名な雑誌「TIME」に因んで、「禁煙TIME」とのことで・・・拳銃が水鉄砲でタバコの火を消しているのです。
実は、私、このポスターを持っていました。今の家に作り替える時に処分してしまったのですが、ポスターが欲しいと営団地下鉄の駅の事務所まで押しかけ、直談判をして貰って来たのです。本来ならば規定で外部に出すことは罷りならんと言うことだったのですが・・・健気な?女子高生の姿に心打たれた駅員さんが「内緒だからね」ってことで私に1枚寄越してくれたのです。もう、時効だろうから?このエピソード、書いちゃいましたけどね。
後日新聞かなにかで知ったのですが(当時はネットは無かったので)、ガン撲滅を支援しているジョン・ウェイン財団にこのポスターが渡り、競売にかけられ、その資金が運動に使われたとのことでした。彼はガンで命を失ったのですが、彼の心意気は今でも受け継がれているのです。
さて、そんな長年の憧れの場所にとうとうやって来ました。
ビジター・センターまでバスで移動し、ここから先はオプションとなります。勿論、オプションに参加しました。
ナバホ族のガイドさんの運転する4駆に乗り換えての観光です。
ここはビジター・センター前の駐車場側の眺めだよ~
まだ朝早いので、それほど車が来てないんだよ。さて、ここから1時間半ほどのバレードライブ観光だよ。
私達日本人が乗った4駆は、ちゃんとガラス張りのしっかりしたワゴン車タイプなので、砂埃は大丈夫でした。でも、オープンタイプの車だったら、砂埃で大変だったと思います。
ナバホ族のドライバー兼ガイドさんが主要ポイントを案内してくれます。
車は一気に、ジョン・フォード・ポイントへ。
西部劇の巨匠ジョン・フォード監督が「駅馬車」の撮影を行った場所で、彼のお気に入りの場所でもあります。
ジョン・フォード・ポイントの左手には、スリー・シスターズと呼ばれる、「W」型にそびえたつ岩があります。
あれがそうだよ~。
スリー・シスターズは、三姉妹じゃなくて、3人の修道女って意味なんだって。
う~~~ん・・・スカーフを被ったシスターねぇ・・・う~~~~ん・・・
ここが、ジョン・フォード・ポイントからの眺め。
ザ・西部って場所ですね!
真ん中辺りに点々と見えるのは人の姿です。あそこまで行けます。
監督お気に入りのポイントの右手の景色。
すんごい岩山ですねぇ。
スリー・シスターズ(左側)とメサ(ほぼ水平に堆積した地層に、極端な侵食が行われテーブル形状になった台地のこと)
絶景ポイントの先端にやって来ました。
これは、ビュートと言って、メサが更に侵食されて台地面の直径が高さよりも小さくなったものです。
そのもっと奥の岩。水平な地層が確認できますね。
ジョン・ウェインの看板が・・・馬に乗ったりすることも出来るようです。
もう一度、ジョン・フォード・ポイントを去る前に・・・
この景色を心に焼き付けておかねば!
続く・・・
岩の浸食も芸術だね!
でしょ~!今にもイケメンのガンマンが、悪い奴らに囲まれている美女を救いに来るような・・・(←妄想の世界)
このハットは、ネットで、小型犬用の帽子をお取り寄せしたのですよん。現地でも子供用のがあったら、被せてピッタリだったら買ってこようと思ったんですけど、大人用のばかりで~。
自分用に買ってもよかったけど、日本じゃ被るチャンスは無いですからねぇ。諦めました。。。