2014年 07月 01日
白菜だけでなく・・・
話題の翡翠の白菜だけではないんだよ~
本来ならば月曜日は休館日なのですが、人気の特別展のため、特別にって処置らしいです。
歩き疲れないように、スニーカーに履き替えて入りました。
月曜に開いていると知っている人だけだし、夜ってこともあったので、思ったよりも少なかったですねぇ。
白菜は、遅ければ遅いほど列が短くなるので、後回しにしました。
物によっては、一番前で見れたし・・・(ってかほとんど粘って一番前で見ましたけどね)
ともかく、逸品中の逸品が来たわけですから、もう心の中では「キャーキャー」騒ぎっぱなしでしたね。
初っ端から、「散氏盤」や「青磁輪花碗」があって、もう感動ものでした。
最初は、書、次に図、書画、焼物、刺繍、工芸品、青銅器、歴代皇帝の愛用品やコレクション、清朝宮廷工房の名品とともかく盛り沢山でした。
景徳鎮の焼物はホントに見事で鳥肌が立つような素晴らしいものばかりでした。私が特に気に入ったのは「臙脂紅碗」です。その名の通り臙脂色かと思いきや・・・可愛らしいピンクなのです。景徳鎮らしい薄い器で、湯飲み茶わんくらいの大きさ。中は真っ白で、ああ可愛らしいという感想を抱くお茶碗でした。
じっくり時間をかければかけるほど、いいのは判っていましたが、白菜のこともあり・・・(20時閉館なので)19時半前に白菜の展示してある本館へ移動しました。
さすがに夜になると外で待っている人はいませんでしたが・・・本館の中では2箇所の部屋で待たされました。2箇所と言っても2箇所めは、白菜の展示してある部屋なのですが、そこも通路が作られていて何重にもぐるぐる回って、最後にようやく仕切りで区切ってある「白菜」のもとへ行けるという状態でした。
40分くらい待ちました。10人くらいずつ区切って白菜の元へ。ガラスケースに入った白菜は、ライトアップされていてその手前には柵が・・・。柵の手前1列目は、立ち止まって見る事が出来ませんが、なんせ一番近い距離ですので、まずそこで目を皿のようにして瞬きもせずに、じっくり見つつ歩きました。2列目は立ち止まって見ることも出来たので、そこから少しの間見てから、展示室を出ました。
翡翠の白菜は、天然の色が、まるで本物の白菜のように白から緑へとグラデーションで変わっていました。大きさは青梗菜くらい。でも、白い部分もさることながら、緑の部分の美しさと透明感は、TVや本などでは決して見ることの出来ないほどの美しさでした。
今まで香港などで高級宝石店で見てきた翡翠とは比べ物にならないほど美しく、私の持っていた翡翠に対する概念がひっくり返るほどの衝撃を受けて帰ってきました。
ともかく・・・本物を見てよかった。さすがに本物の迫力はすごいと実感して帰ってきました。
今日もTwitterで並んでいる時間を確認したら最高240分待ち。つまり4時間待つってことです。そこまで待つのは大変ですけど、時間さえ選んで行けばそれほどでもなく見れるので、都合がつけば本物の素晴らしさを見て来るのもいいかなぁと思います。
あとは・・・本拠地、台湾の台北に行って来るしかないですけどね。いつか台北に行って見て来たくなりました。
あのような素晴らしいものを戦火戦乱から守ってくれた先人たちに感謝です。そしてあのような逸品を国外へ貸し出してくれた故宮博物院にも感謝です。
お約束通り(!?)貴重な白菜も食べたね、パンちゃん!それとも、口から出した?(笑)