2011年 12月 28日
花びら餅食べ比べ 2012 フライング
それでも、自分的にはどうも前倒しのような気もしないでもなく・・・(←頭が固い?)
ま・・・色んな背景があるのでしょうからってことで、その辺は置いておいて・・・せっかく売っているのだから、色々と買って食べ比べてみようってなったのです。
と言うことで・・・予約無くても買えたのは4店。
森八、富留屋古賀音庵、清月堂本店、喜田屋で、それぞれ1個ずつ購入。
ついでに、売り手さんたちの「花びら餅」の扱いについても、何気なく観察してきました。
1個なので、個別包装のものに更に紙の小袋に入れてくれたところ2軒、小さな箱に入れてくれたところ1軒、個別包装の包みに「購入印」のセロテープをペタッて貼ったところ1軒でした。
小さな紙の手提げに購入のたびに入れて行ったのですが、セロファンの個別包装にセロテープのところにはちょっと唖然としちゃいました。いやね、花びら餅だからってことだけじゃなく・・・むき出しで「ハイ!」って感じでなんか私的には「なんだかな~気遣いが足りない」って思えたのです。
あくまでも私個人の受け取り方ですけどね。別に過剰包装を望んでいるわけじゃぁないんです。簡素だけど気遣いがあってもいいんじゃないかと感じたんですよねぇ。
ま~いちいち小うるさいオバサンになりつつあると感じる今日この頃の私でした(^^;
さて・・・肝心の花びら餅ですが・・・
森八製。250円(税別)
餅が一番モチモチしていて、伸びがある。羽二重餅。餅そのものの味はここが一番美味しかった。味噌餡から仄かに水飴の味を感じるがいやみの無い甘さに仕上がっている。味噌から感じる仄かな塩味はここが一番感じられたような・・・?
断面。
2008年の記事の写真と比べると、色が更に白っぽくなっていましたが・・・
富留屋古賀音庵製。320円(税別)
牛蒡に甘味が一番染みている感じ。味噌餡の味は自分としては一番の好み。味噌の風味が高い。
こちらもほぼ真っ白
清月堂本店製。360円(税別)
上新粉を使っているせいか、餅に伸びが感じられない。餅粉のみのものが伸びがあるのに対し、極端な言い方をすると、プツンプツンと千切れる感じ。味は可も無く不可もなく。
見た目はピンク色が見えるので、可愛らしい。
間違いなく菱餅が重なっているのを模しているのが感じられる。
喜田屋製。300円(税別)
見た目からも色が濃く、上品さに欠ける。味も甘味が強すぎ。
ここは「復刻版」と銘打って、800円以上のものがあったので、売り子さんに違いを聞いてみたところ「牛蒡が2本入っている。その牛蒡も通常のとは種類が違うらしい??(←イマイチ言っている意味が判らなかった)彩色は、色粉を使うのではなく、小豆の天然の色を使っている。ただし、味噌餡はどちらも同じものを使っている」とのこと。更に大きさも1.5倍くらい大きいのでした。話を聞いて、その程度の違いならば通常版でいいと判断して通常のを購入。もしも・・・職人さんがもっと拘って作っているのならば、売り子さんにもその教育をすべし。
断面からも判るように、ピンクの餅の部分は、菱餅を重ねたのように餅を重ねたのではなく、単に色を着けただけの様に感じられた。これでは、日の丸のピンクバージョンという感じもしないでもない(ちょっとキツイ言い方ですが)
4つとも食べて、ふと原材料を見ていたら・・・どれも同じ着色料を使っていました。番号が同じだったのです。それなのに、これだけの色の違いが出るとは驚きです。使用量も配合も違うんでしょうね。あとは、味噌を混ぜる白餡の原材料の白いんげんが、特上ものか通常ものかって感じかな?
同じ和菓子ですけど、お店によってこんなに違いがあるのは面白いですね。
今回の感想は、あくまでも私個人の味覚にそって書いたものですので、一概にこうだと決められるものではありません。味覚は個人それぞれですので、好みと言うものもあります。
今はあちこちで色んなものが手に入りますので、色々と食べ比べて自分の一番のお気に入りを探してみてください。