テーマは洋

12月なので、色んなところでクリスマスモード。そんな風潮は和菓子の世界にまで及んでいます。

かつては洋のものを取り込んだ和菓子は殆どなかったけど、最近では色んな客層を取り込んだり、職人さんたちも若い世代が出てきたりして、題材を洋のものから取り入れたものが増えてきています。
(ただし、私の個人的な意見ですが、イチゴ大福は和菓子と見なしていません。世の中に浸透してきていてごく普通のものになっていますが、あれだけは私の中では邪道だと言う拒否反応があって、今まで1回も口にしたことがありません。せっかくの餡の美味しさと風味をイチゴの味で殺してしまうからです。今後もおそらく食べることはないと思いますねぇ←頑固)

和菓子でクリスマスを表現って、その職人さんのセンスが出るから面白いです。

ということで、クリスマスをテーマにした練りきりを買ってきました。

薯蕷(じょうよ)饅頭の雪だるま
(ちなみに薯蕷とはナガイモ(または山芋)のことで、芋の粘りで粉を練って皮にしている)
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きんとんのクリスマスツリー
金箔が散らされています。このきんとんは非常に乾きやすいので非常に乾きやすいので扱いが難しいのですがしっかりとした容器に入っていたのでしっとりとした口当たりでした。
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ブーツだそうです・・・が・・・う~~~~~~~ん・・・味はいいのですけどねぇ。色もきつすぎだなぁ。
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ちなみに断面はこんな感じ。雪だるまはお饅頭を2段に重ねてありますね。

左下の黄色いのは、黄味しぐれです。これは季節に関係ないのですが、今はなき、東大赤門前にあった「藤むら」の黄味しぐれに匹敵するような味でした。藤むらといえば、羊羹が絶品でしたけれども黄味しぐれも最高のものでした。卵を使っているのですが、嫌味なほど黄味くさくもなく、黄味の濃厚さが程よく感じられたものでした。黄味しぐれは売っているところは少ないので、目に付くと買って味見をしていますが、あれ以上のものには出会ったことはありません。職人としての跡継ぎが居なかったため、あの味が絶えてしまったのは非常に残念なことであります。
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Commented by micio at 2011-12-10 08:03 x
和菓子だと一段と繊細に見えるね!特に雪だるまの段々になってるところとか!私は邪道の苺大福も大好きだにゃ(笑)
Commented by mydreams_andy at 2011-12-11 18:04
>micioちゃん
和菓子は食べられる芸術品だよね~。イチゴ大福~~私は頑固者だ~~(^^;
by mydreams_andy | 2011-12-09 01:31 | Food & Drink | Comments(2)